2011年9月10日土曜日

■秋田パドラーズの被災地支援に感動

大学の校友会主催の講演会で感動の被災地支援のお話を聞きました!




1、秋田パドラーズ舩山仁さん

NPO法人秋田パドラーズ理事長 舩山仁さんは、カヌー愛好家らとともに雄物川流域の環境美化活動などに取り組んでいます。
3月末から、ほぼ毎週、秋田から出かけて、宮城県気仙沼市で被災地支援を行っている。




















2、ピンポイントで活動

・どこに行くか、心がけたことは「狭く・深く」ピンポイントで活動する事でした。
被災者が動く気力がわかないころ、片づけを始めた・・・何回も何回も活動しているうちに、途方に暮れていた被災者が動き出してきた!!
・ヘドロ状態だと動けない、本人はその場所・家に思い出があるから投げることができない・・・・だんだんきれいになってくると人は動き出した。
・自分の家がきれいになると・・・隣が気になる・・・更に広くきれいにしたくなる・・・町内会が動き出せば・・・行政が動き出す・・・さらに多くのボランテイアが集まった。婦人部がなかったのに婦人部が結成され炊き出しが始まった・・・すべてリーダーの資質である。


3、情報不足そして無気力感

緊急支援から中期支援に移行する頃である。
緊急支援では、とにかく情報が不足というか・・・行政が「そこには間に合っています」というが、現地に行って聞くと「それは欲しいものです」「なくて困っています」という状況。
ボタンテアが情報を受け持つときは、土地の状況がよくわからないから、情報が不正確である。

中期支援は・・・心配していた通り・・・地域崩壊状況であるから働く場所がない、収入が得られない。したがって気力がでない・・・無気力感が一番危険。
地域経済の復興が第一である・・・いでよ真のリーダー!!




















4、ボランティアは「地上無比のよろこび」

なぜ舩山さんたちがこうして、毎週毎週出掛けていくボランティア活動とはなぜなんでしょう!!
【丸山敏雄しの「万人幸福の栞」から引用します】

世に楽しみは多い。好きなものを食べる、美しい物を見る、良い着物を着る・・・いろいろの喜びの中で、どれほどつづけるも、如何にひどくても、いよいよ高まり深まって行くのは、働きに伴う喜びである。地味で素朴で尽きぬ喜び、中でも、まことの働きにより、人を助け、人を救い、人の喜びをわが喜びとする、そのい喜び、これこそ地上無比のよろこびである。

昭和24年の書ですからボランティアなんて言葉はなかった時代ですが・・・そのままですね。
素晴らしいですね、舟山さんそしてパドラーズのみなさん!!



















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