2008年8月24日日曜日

■大湯 大円寺

大湯の大円寺さんとは、妻の実家のお寺として縁ができました。まもなく改装が完了し、落慶法要をむかえようとしています。クロマンタとも深い縁がありそうです。

引用しました
案内板によると「この寺は曹洞宗普門山大円寺といって、お釈迦様を本尊として仰ぎ、大本山は福井
県の永平寺と、横浜市の総持寺である。開創は大永2年(1522)5月15日 寺領17石。開山は山形県東村山郡黒瀧村 向川寺9世春林禅冬大和尚。開基 毛馬内城主 毛馬内勅負秀範公」とあります。当初は現在の毛馬内の当麻館のあった所で慶長12年(1608)に仁叟寺があった場所に移りました。現在地に移ったのは毛馬内氏が大湯に配置換えになった寛永20年(1643)の時です。参道には秋田県指定天然記念物の大円寺門杉があり樹齢2千年、樹高42m、樹幹廻り9mを誇ります。山門は鐘楼門で四脚で屋根が切り妻で組物が白色に塗られています。鹿角三十三観音霊場第25番札所。

2008年8月21日木曜日

■秋田国際教養大学看板

秋田国際教養大学の熊谷先生の「地域環境研究センター」の看板をお届けしました。







寸法:955*250*35

材質:ケヤキ

地域環境の研究にふさわしいような板をさがしました。真ん中の上部に節がありましたので、これを生かすことにしました。かまぼこ型にして木目全体の流れを生かしました。

■乳頭温泉郷に行きました


鶴の湯です








足湯はきもちいい!!









妙の湯

2008年8月18日月曜日

■万人幸福の栞・図解第九条

倫理法人会テキスト 丸山敏雄著「万人幸福の栞」を図解しました。

下は見本です。全体は「務本塾 巡堂講座」でどうぞ!!



























各図ごとの説明もリンクされています。





2008年8月17日日曜日

■巡堂工房:第1号作品

手彫り・巡堂工房の独立作品第1号は、お菓子の「榮太楼」さんの移動販売用看板です。



2008年8月15日金曜日

■植物賛歌:リグニンとは

植物賛歌植物は大気中の二酸化炭素と根から水を吸収して、太陽光をエネルギーとして光合成を行ない「糖」を作り酸素を出します。「糖」をたくさんつなげて澱粉、セルロース(繊維素)、 リグニン(木質素)などを合成します。澱粉を分解した糖をエネルギー元にして セルロース、リグニン、ヘミセルロースなどで 自らの体(根・幹・枝・葉)を作り成長します。杉の木1本は1年間で平均14kgの二酸化炭素をその体に取り込んでいます。人間が排出してしまった二酸化炭素は植物が回収してくれているのです。現代のCO2問題は、その排出をおさえる努力と植物を増やして回収する努力が必要不可欠です。樹木の落葉は土を豊かにして保水できる土壌を作り森を育みます。森は土壌流出を防ぐ天然のダムともなります。豊かな森は水をろ過して豊富なミネラルを溶け込ませ、水は川を潤し海にそそぎ、その豊富なミネラルで海の生態系をも豊かにします。植物は 「二酸化炭素」と「水」と「光」 から 地球の環境と生態系を作り上げた立役者です!

2008年8月14日木曜日

■広葉樹と針葉樹のリグニン

クワガタ虫の飼育からからみたリグニン。広葉樹では腐ればリグニンが分解されるが、針葉樹はリグニンが強固なため、一時腐食ではまだ強固である。従って育たない。


参考にさせていただきました
基本的にクワガタ類は針葉樹では苦しいです。って言うか・・・恐らくダメでしょう。と言うのは、少し難しいお話になりますが、クワガタの幼虫は、木材の成分であるセルロースを主食として育ちます。針葉樹のリグニンは強固な為、木材の細胞壁を分解する能力の無いクワガタの幼虫はセルロースを食すことができません。(簡単に言うと広葉樹は不朽すればリグニンが分解されますが、針葉樹は 1次段階の不朽では、まだリグニンが強固です。 もっとも、セルロースをうまく残しつつ、リグニンだけを分解して不朽して やる事が出来れば、理論上クワガタの幼虫も育てられる事になりますが。)カブトムシの幼虫は、腐葉土からいろんな成分が吸収できる構造になっている為、クワガタの幼虫と違い、分解能力に優れています。※カブトムシは土で育つ。クワガタは木で育つ。・・・乱暴ですが、こう言うと わかり易いですかね。

■木質ペレット製造とリグニン

木質ペレットは、木粉に圧力をかけるとリグニンが融けて接着剤となって固まります。 固まる時に自分から熱を出すので、木質ペレットの表面は必ずこげて茶色になります。

次を参考にさせていただきました
木質ペレットはどうやって作るのでしょうか。ペレットは、ペレタイザーという専用の装置で作ります。日本では現在全国に30台近くのペレタイザーが動いていますが、ほとんどは米国(カリフォルニアペレットミル社)、ドイツ(ザルマティック社)、デンマーク(スプラウト社)から輸入した装置です。この中で国産装置として、高知県の須崎燃料|土佐テックが製造している小型のペレタイザーが数台動いています。それ以外の国産品としては石川県の会社が超小型(~20㎏/h)のものを作っているほか、インターネットで調べると三重県の菊川鉄工所が製造・販売しているようですが、実際に使われているかどうかは不明です。
 ペレタイザーは、木の粉(といってもおが屑ていどのもの)に鋼鉄製の枠の中で圧力をかけて固める装置です。 木は、主としてセルロースとヘミセルロースとリグニンという成分から成り立っていますが、木粉に圧力をかけるとリグニンが溶けて接着剤となって固まります。固まる時に自分から熱を出すので、木質ペレットの表面は必ず焦げて茶色になります。この時、木粉の形状(細かさ)や含水量が重要です。あまりに荒ければ固まらないのは当然としても、細かすぎても固まりにくいのです。また、水の含有率が20%を越えれば固まりませんが、乾燥しすぎていて5%以下でも固まりにくいのです。 10%前後に乾燥されたおが屑やプレナー屑が最もペレット化し易いようです。チップを粉砕・乾燥してペレット化した場合、体積は1/5~1/6になると言われています。
 ペレタイザーにはリングダイ方式とフラットダイ方式があります。 リングダイ方式は、2つのドラムの間に木粉を通して固める方法で、一度に大量のペレットを製造するのに適しています。 輸入されているペレタイザーはほとんどこの方式のものです。 フラットダイ方式は、直径数㎜の孔のあいたフラットな鋼鉄製の円盤(写真)を回転させながら、その孔に充填された木粉に圧力をかけて作る方法です。高知で作っているのはこの方式です。 回転時の円盤の内側と外側に速度差ができるので、円盤の大きさに制限があり、大量生産には向きませんが、機構的にシンプルで、安価です。

■杉の乾燥とリグニン

スギの木は乾燥しにくい木です。生材の杉の木のリグニンは80度で軟化します。リグニン、ヘミセルロースが融けることで成長応力が解放され、歪みにくい木になります。また同時に細胞膜が破壊され、乾きやすい木になります。

参考にさせていただきました
そこで私たちは木考塾のメンバーを募り、京都大学の野村隆哉先生に燻煙熱処理についての理論を学びに行きました。野村先生は私たちのために一日かけて教えてくださいました。
生材の杉の木のリグニンは80度で軟化します。リグニン、ヘミセルロースが溶けることで成長応力は解放され、歪みにくい木になります。また同時に細胞膜が破壊され、乾きやすい木になります。
ただし、強度を決めているセルロースはその程度の熱ではまったく劣化せず、強度の低下についての心配はありません。
燻煙の主な成分は炭素です。木材に熱を加えるのに炭素が大きな役割を果たします。炭素の温度が上がると遠赤外線を放射します。輻射熱は深部にまで到達しやすいので、表面近くが焦げたりしません。装置は中古の海上コンテナーを使うと安くつきます。制御や計測にかかる設備の費用も一般に市場に出回っている工業部品を使って手作りにすれば大した金額はかかりません。燃料は木の屑を用いますので、ランニングコストも非常に安くすみます

■木質バイオ・固形か液体か

木質バイオマスのエネルギー利用技術体系は、われわれの範囲でのは、3分類を考えればよいかと思います。①直接燃焼 ②チップ化してエタノール ③固形燃料(ペレット)です。


■木質バイオマス
(・林地残材 ・建設廃材 ・製材廃材 ・用地伐採木)

①直接燃焼・・・熱利用(ストーブ、ボイラー)・・・実用化

②チップ化・・・ガス化・・・エタノール(運輸燃料)・・・実証実験段階
       (秋田県でも経済産業省の地域コンソーシアム事業として研究段階)

③固形燃料化(ペレット等)・・・直接燃焼・・・熱利用(ペレットストーブ、ボイラー)・・・実用化


木質バイオフーラム2007・1・26盛岡市:森林総合研究所 バイオマス科学 大原誠資氏より
バイオエタノールに関して述べたい。木材はセルロースとヘミセルロースとリグニンからできている。 エタノールを製造するにはセルロースとヘミセルロースを糖化・発酵させる。しかし31%(スギの場合)を占めるリグニンからは製造できないことが問題点であるが、逆に、このリグニンの付加価値を高める手段も考えられる。
①セルロース・・・52% ・・・エタノール
②ヘミセルロース・・・17% ・・・エタノール
③リグニン・・・31%・・・リグニンからは製造できない

今の日本では、発生量でみれば林地残材の未利用率が高く、少しでもこれを上げることが森林総研の計画にも掲げられている。エタノール製造コスト低減には、低コストなバイオマス収集・運搬システムの開発や路網の整備といった施策研究が大きな課題になっている。
技術的にはリグニンを除くための最適な前処理には 
①蒸煮爆砕前処理酵素分解法、
②オゾン前処理酵素分解法、
③超臨界・亜臨界水による加水分解法 がある。

木質の場合、エネルギー利用は最後と考えたほうがよい。エタノール化できないリグニンのマテリアル利用もある。リグニンはバイオプラスチックやエタノール化の燃料にもなるので、さらに効率化を図る研究も進められている。

■木質ペレットの種類

木質ペレットの種類には、①ホワイトペレット ②バークペレット ③全木ペレットがある。


■ホワイトペレット
木の皮を剥ぎ、木の皮が含まないようにして作ったペレット。燃焼後の木灰の量は、燃焼重量の0.2~0.3%程度。
木の種類によって広葉樹のペレットと針葉樹のペレットがある。不思議なことに針葉樹(秋田スギ)の方がカロリーが高いことがわかった。

■バークペレット
木の皮を原料にして作ったペッレット。燃焼後の木灰の量は、燃焼重量の5%程度とホワイトペレットに比べて多く、外国産のペレットストーブでは使用できないものもある。

■全木ペレット
木の皮と木質部を混合したもの(幹や枝のままなど)を原料にしたペレット。

■木質ペレットの長所と短所

木質ペレットは、おが屑やカンナ屑などの製材廃材や林地残材等を粉砕、圧縮し、成型した固形燃料のことです。長さ10~20mm、直径6mm。木材の成分であるリグニンを熱で溶融し固着させることで成形するため、接合剤の添加は一切必要ありません。

島根県の資料参考
■木質ペレットの長所
・形状や含水率などの品質が安定している
・乾燥しているため、貯蔵が容易である
・環境基準に適合した燃焼が可能である
・自動燃焼に適している
・地域の再生可能な資源から製造されるため、環境にやさしい燃料である
・幅広い規模でのエネルギーシステムにおいて経済的な代替選択肢となりうる
・ペレットの製造や運搬等の新しい雇用を生み出す可能性がある
 (筆者注:秋田県では間伐材利用による新しい産業形成の可能性が大きい)

■木質ペレットの短所
・家庭では、燃料の運搬や投入等の面で灯油よりも労力を必要とする
・貯蔵時に石油の3倍の容積を必要とする
・水に弱いため、屋外や湿気の多い場所での保管にはむいていない

■木質バイオマスとCO2問題

木質ペレット(バイオ)も燃焼させればCO2が排出されます。しかし、植物は、生物の成長過程で光合成によって大気中からCO2吸収しているため、そのライフサイクルの中では大気中のCO2を増加させることはない、という「カーボンニュートラル」といわれる特性を有しています。このため、化石資源由来のエネルギーや製品を、この木質バイオマス(ペレット)で代替することによって、地球温暖化を引き起こす温室効果ガスのひとつであるCO2の削減に大きく貢献することができます。



島根県の資料から
木質バイオマスを含むすべての生物資源は、地球に降り注ぐ太陽エネルギーを得て、無機物である水とCO2から、生物が光合成によって生成した有機物です。
石油や石炭等の化石由来資源も太古の昔に生物が生成したものですが、何億年もかけて備蓄されてきたものであって、人類のライフサイクルの中では再生不可能な資源であり、いずれは枯渇が予想される有限の資源です。しかし、バイオマスは、生命と太陽エネルギーがある限り持続的に再生可能な資源です。
(上記 「カーボンニュートラル」)


そして、木質バイオマスをエネルギーとして利用しようとするとき、コストの観点からも大切なことは、木を余すことなく段階的に利用しようとする「カスケード利用」という考え方です。

筆者注:カスケード利用は
①段階的・・・木材(建物)利用・・木製品・・炭などの段階利用
②全体利用・・・根・・・本体・・・枝葉などの全体利用

■バイオマス・ニッポンとは

家畜排せつ物や生ゴミ、木くずなどの動植物から生まれた再生可能な有機性資源のことをバイオマスといいます。
地球温暖化防止、循環型社会形成、戦略的産業育成、農山漁村活性化等の観点から、農林水産省をはじめとした関係府省が協力して、バイオマスの利活用推進に関する具体的取組や行動計画を「バイオマス・ニッポン総合戦略」として平成14年12月に閣議決定しました。平成18年3月には、これまでのバイオマスの利活用状況や平成17年2月の京都議定書発効等の戦略策定後の情勢の変化を踏まえて見直しを行い、国産バイオ燃料の本格的導入、林地残材などの未利用バイオマスの活用等によるバイオマスタウン構築の加速化等を図るための施策を推進しています。

2008年8月13日水曜日

■薪ストーブとペレットストーブ

薪ストーブとペレットストーブの比較を下記ブログを参考にさせていただきました。

・どちらもストーブの形は変わらない
・燃料が薪かペレットか(併用もあります)
・薪ストーブ・・・周りの壁に対する熱の対策必要。また煙突が必要・・・煙突代が高い。
・ペレットストーブ・・・薪ストーブほど設置条件がシビアでない。FF式は排気のみでストーブと同じ。着火時の煙もたいしたことない。ただし、電気が必要、着火のためとフアンを回すため(FF石油ストーブと同じ)。
・ペレットストーブはタンクに詰めると、自動的にポロポロと落ち、燃え続ける。
・薪ストーブは木が「パチパチ」と音をたて燃える。
・ペレットストーブはペレットが受け金具にあたり「チリンチリン」という音がする。
・どちらも「炎が見える」
・どちらも森林に(環境に)貢献できる。

Home-Room:ペレットストーブから引用
形は、薪ストーブと変わらず、燃料が薪ではなく、間伐材や製材の木くずなどを粉にし水分を飛ばして固め、粒状にした燃料のペレットです。
薪ストーブだと、まわりの壁などに対する熱の対策が必要な事と、なにしろ煙突代が高く、また、都心の住宅地で使用する場合の煙の問題があります。
ペレットストーブは、薪ストーブほど設置条件がシビアではなく、煙突(FF式)は簡単だし、着火時の煙も大したものではありません。
ただ、ペレットストーブには、電源が必要です。着火のためのと、ファンを回すためです。
ペレットをストーブの後ろにあるタンクに詰めると、自動的に「ポロポロ」と落ち、燃え続けます。
薪ストーブのように、木が「パチパチ」と音を立てる事はありません。そのかわり、ペレットが落ちて、受けの金物にあたる「チリンチリン」という音がします。それはそれでいいものです。
そして、火が見える事は、薪ストーブといっしょです。
「火の見える暮らし」・・・とてもいいですね。。ほんとうらやまし~
ペレットというものは、製材の時にでて処理に困っていたおが屑などが原料ですので、そうゆう意味でも「山に貢献できる」ものです。
***


この家の床は杉板です。杉板とペレットという組み合わせが、また「いい感じ」です。
気張らず、温かく。。
この家のあるじの人柄とも合っていて・・・
奥様は、もうとても詳しく説明されていて、まるで営業マンのよう~
「火のある暮らし」ができるんですもの、うれしいですよね~
私もなんだかうれしくなります。。
でも、我にかえると、自分のものではないので、、、ちょっと、、、いや、かなり残念。。
***
新築でもリフォームでも取り付け可能です。
「薪ストーブが欲しいけど・・でもなぁ」とお考えの方、ぜひ、ご検討ください。
薪ストーブとは違うけれど、それでも、「木」(くずですが・・)を燃やし、「火を見る暮らし」ができるのです。

2008年8月12日火曜日

■間伐材利用の実例(高知県・矢崎総業)

秋田県が間伐材利用に関して参考になる高知県の事例
・木質ペレットは原材料の確保が課題
・高知県は環境先進企業との「共同の森づくり事業」実施
・企業、県と市町村がパートナーズ協定
・企業から協賛金(ha当たり3万円)
・ペレット材料を供給できる体制づくり


さて、木質バイオマスの原材料が高く普及を阻害しており、森林からの搬出コストを下げるため、高知県では環境先進企業との「協働の森づくり事業」を行っている。
企業、県と市町村がパートナーズ協定を結ぶ。企業から森林整備や交流に関する協賛金(ha当たり年3万円)を支出してもらい、ペレット材料を供給できる体制づくりをしている。
そのほか、梼原町と矢崎総業では4月29日(みどりの日)に約200名の森林ボランティアが下刈作業をしたり、矢崎総業の従業員の子どもたちがサマーキャンプをして森林に親しんでもらえるイベントも行っている。

■ペレットストーブ使用感想

北海道のペレットストーブ利用者のお話です
・使用量1kg/1時間
・近くに製造工場がないと送料込み60円/kg(通常45円)
・カロリー4,400kcal(広葉樹)、(秋田スギは5,040kcal)
・実際は木の燃料だから、熱量計算より暖かく感じる
・札幌年間経費・・・60円*2,000kg=12万円(45円*2,000kg=9万円)
・体の芯から暖かくなる、木のぬくもり、炎の揺れを楽しむ。
・石油ストーブと比べ手間がかかる。(ペレット挿入、着火、灰の処理)


引用
ペレットの消費量は、部屋の大きさや寒さにもよりますが、目安としては1時間1kgです。弊社では厚沢部町、むかわ町、足寄町のペレット10kg入袋を送料込600円で販売しています。地産地消が一番なので、近くにペレットを生産しているところがあれば、もっと安く手に入ると思います。
熱量で比較しますと灯油は36.7MJ(8,900kcal/L)、ペレットは18.4MJ(4,400kcal/kg)なので、灯油の半分くらいの熱量です。同じ暖かさを得るためにペレットは灯油の倍のスペースをとることになります。しかし、実際に使ってみると、木の燃料ですので、おきが残っているためか、熱量で計算するよりもずっと暖かく感じます。昨年度、弊社で販売した経験からいうと札幌の一般家庭で一冬1~2tくらいの消費量です。2tの場合は燃料費は60円/kg×2,000kg=12万円です。体の芯から暖かくなり、木のぬくもりと炎の揺れを楽しむペレットストーブをぜひ使ってみませんか?
←ペレットストーブの炎(山本製作所のパンフレットより)しかし、灯油ストーブと比べて灰の処理など手間がかかることも事実です。薪ストーブに比べるとずっと楽なのですが、灯油ストーブの感覚で使うと、ちょっと不便だなぁ、と思うかもしれません。ストーブの手入れまでを楽しむことができるかどうかもカギの1つかもしれませんね。

■日本製ペレットストーブの開発

ペレットストーブの開発の経緯を引用させていただきます。
・外国製ペレットストーブではバークペレットが燃えなかった
・岩手型ストーブ・・・サンポットと岩手県工業技術センターの共同開発(FF式タテ型)
・北海道型ストーブ・・・サンポットと道立林産試験場の共同開発(FF式ヨコ型)
・釜石市・石村工業「クラフトマン」・・・ペレットと薪併用(煙突必要)
・天童市・山本製作所「ペチカ禅」・・・ヘエラーリデザイン
 

自然エネルギーブログさんから引用
前回、木質ペレットについて書きましたので、今回はそれを燃やすペレットストーブについて紹介します。
以前はヨーロッパやカナダなど外国製のペレットストーブが大半を占めていましたが、バークペレットは外国製のペレットストーブでは燃えないなどの問題が起き、日本でペレットが作られるようになると、国産ペレットに合う国産ペレットストーブを開発しようという動きが出てきました。
1つは岩手県の「いわて型ペレットストーブ」です。サンポットと岩手県工業技術センターとの共同開発で2002年頃から取り組まれ、業務用、家庭用と開発、販売されています。
こういった動きを受けて民間でも独自に開発する動きが出てきました。例えば、岩手県釜石市の石村工業では電気を使わず、薪とも兼用できる「クラフトマン」というユニークなペレットストーブを開発しました。このストーブは弊社で取り扱っている中で一番人気です。
「いわて型ペレットストーブ」の開発がはじまった頃、山形県天童市の山本製作所でも、バークペレットを燃やせるペレットストーブに取り組み始め、初代「ウッディ」を2003年秋にモニター販売開始しました。これは、オイルショック時から国産ペレットストーブを製造していた会社の技術に耐震装置と自動点火装置を整備したものです。山本製作所さんは、その後ペチカ、ペチカ禅(山形出身のフェラーリをデザインした奥山氏デザイン)といった素晴らしいデザインのペレットストーブの開発や全国各地で取扱いの技術講習会を開催するなど精力的な取組を続けています。
他にも埼玉県、長野県や秋田県など全国各地でストーブの開発が進んでいます。
北海道でも道立林産試験場とサンポットが共同で「北海道型ペレットストーブ」の開発を進めてきました。この北海道型ペレットストーブは昨年度のイベントに何度か出展されていましたが、ようやく今秋には販売開始される予定です。FF式で価格についても期待されています。デモ用の北海道型ペレットストーブは、現在札幌市の西区八軒まちづくりセンターや旭川の林産試験場で見ることができます

■和歌山県・農業用ボイラー試験

全国で木質ペレットの農業用ボイラー試験が始まっています。
・和歌山ではペレット製造施設がない。
・小型ボイラーは山形県のメーカー
・ハウスでの花卉の成長は順調
・ペレットの単価は45円(現地着)まで

引用
和歌山県は、平地が少なく、他県より小さいハウスが多いという実情に合った小型ボイラーを、昨年12月に山形県の農機具メーカーと共同で暖地園芸センター内のガラス温室(105平方メートル)に設置。室温の推移や燃料使用量などの実証試験をしている。 12日は農業関係者を招いた現地検討会を開いた。県、市町、JAの担当者や農業者ら約50人が参加。試験中のボイラーを見学したり、県やメーカーから経過やボイラーの説明、試験の中間報告を受けた。 これまでの実証試験によると、木質ペレットは石油に比べ、加温に時間がかかるため、着火からすぐには設定温度に届かないなどの課題があるものの、比較的温度は安定している。ハウス内のバラも順調に生育しており、問題はなさそうだという。 しかし、導入に向けては採算面が大きな課題となる。県の試算では、重油より安く稼働させるには、燃料価格だけの比較で重油が1リットル当たり90円の時、輸送費を合わせたペレットの購入価格を1キロ当たり45円以下にする必要がある。ペレットは1キロ当たり25円程度で購入可能だが、県内にペレット工場がないため、県外からの輸送費がかかる。そのため、共同で大量購入し、県内に保管する基地を設けるなどの対策が必要という。 試験は4月まで続け、木質ペレットの供給体制や費用対効果などを検証した上で、県内に普及させるかどうかを検討する。希望者には、県事業でボイラー購入費の3分の1を補助したいという。

2008年8月10日日曜日

■八峰町 あわびの里づくり祭り

平成20年8月9日は白神八峰商工会主催の、第三回目の「あわびの里づくり祭り」に出かけました。白神山地にブナを植え森を育て、海にはあわびを放流して豊かな海の森をつくる壮大な事業の一環です。



前日に、2年前の第一回で放流した「アワビ」が自宅に届きました。見事な「アワビ」が2ケ届きました。みんなでおいしくいただきました。







今年の放流する稚貝です。
5ケ入っています。このまま放流です。








さあ、いきます!








大きく育てよ。
2年後期待しているよ。
会員として2年後届きます。





2008年8月9日土曜日

■児桜貝塚遺跡はとなり

こざくらの丘には「児桜貝塚遺跡」があります。なーに貝塚というからには貝殻があるだけなのだろう。と何十年も考えてきました。ところが発掘のプロ渡辺広勝さんと散歩したら違いました。縄文の宝物がさりげなく露出して落ちているのです。「心ここにあらざれば、あれども見えず」でした!!


秋田市高清水公園です









まずはこれです。
見事な六角形「イヤリング」です。
バランスといい
見事ですね!!







縄文土器です。
見事な縄文!!










石器だそうです。











三点セット
我が家から50mの位置です。













2008年8月8日金曜日

■続・秋田白神岳岱配石遺構調査

2008・8・7前回(7・3)に引き続き、秋田白神岳岱の配石遺構調査に、テラ。インフオメーション・エンジニアリングの渡辺広勝氏とでかけました。世紀の遺跡発見かと意気込みましたがそこまではいきませんでした。

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グーグル位置図 
岳岱地区配置 三蓋山と駒ケ岳の相関がわかります。



岳岱ベンチ
拝殿マウンドからの
三蓋山






拝殿の横にある
タヌキ岩
今日も愛嬌でした!!






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2008年8月5日火曜日

■森の木陰の工房

こざくらの丘の森の中には山桜の巨木が数本あります。
夏場の工房が完成しました。さくらの木の下でさわやかな涼風のもと政策に励んでいます。今は国際教養大学熊谷教授のt「地域環境研究センター」の看板です。彫りが完成しました。



土用の日差しもきません。
麦藁帽子本当は不要です。








桜の木の下でいいでしょう!!
昼寝もいいですよ!!

ツリーハウスも考えてはいます。



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■干物に挑戦

魚柄仁之助「冷蔵庫で食品を腐らせない日本人」
にならって干物をつくりました」。











上がイカ
下がアジ









物干しざおに下げています

!!!!!!
おいしいと大好評でした。



これからの時代に備えて訓練しています。
みなさんも準備が必要ですよ!!

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■梅干し爺さん

ついに土用のお日さまがやってきた。梅干しスタート、梅干し爺さんの出番です。



23kgの梅干し









庭全景







丸い竹かごは今年から







2008年8月3日日曜日

秋田・健康の森刻字作品(2)

秋田・健康の森の刻字・・・巡堂工房の作品(2)です。   


子供たちと先生方・親たちが喜んで 集まる健康の森の中心広場です。




広場
小さいけど版木がぶら下がっています
                                                                     






広場の池

喜んで遊ぶところです。
版木のぶらさがり









朝日新聞賞記念碑と

版木「うさぎ」





広場のさらに奥にある

風の丘 子供たちがガケにおりてどろんこで上ってくるところ。
風が気持ちいいい
版木は「緑の風」



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2008年8月2日土曜日

■木質ペレット・秋田さきがけ新報トップ

木質ペレットが注目され始めました。秋田さきがけ新報のトップ記事で掲載されました。
この冬の暖房は本当に大変です。だから、潟上ウッドバイオさんと行動を起こしたのです。
シンクロニテイですね。ペレット時代が到来しました。


2008年8月1日金曜日

■秋田・健康の森の刻字作品(1)

健康の森に巡堂工房は入口の看板、「トトロ」や「うさぎ」さんなどの版木を贈っています。

秋田・健康の森には今大勢の人々が訪れています。特に「森の保育園」はにぎわっております。




健康の森概要図






森の入口








看板










トトロ









コアラ