2008年8月14日木曜日

■木質ペレットの長所と短所

木質ペレットは、おが屑やカンナ屑などの製材廃材や林地残材等を粉砕、圧縮し、成型した固形燃料のことです。長さ10~20mm、直径6mm。木材の成分であるリグニンを熱で溶融し固着させることで成形するため、接合剤の添加は一切必要ありません。

島根県の資料参考
■木質ペレットの長所
・形状や含水率などの品質が安定している
・乾燥しているため、貯蔵が容易である
・環境基準に適合した燃焼が可能である
・自動燃焼に適している
・地域の再生可能な資源から製造されるため、環境にやさしい燃料である
・幅広い規模でのエネルギーシステムにおいて経済的な代替選択肢となりうる
・ペレットの製造や運搬等の新しい雇用を生み出す可能性がある
 (筆者注:秋田県では間伐材利用による新しい産業形成の可能性が大きい)

■木質ペレットの短所
・家庭では、燃料の運搬や投入等の面で灯油よりも労力を必要とする
・貯蔵時に石油の3倍の容積を必要とする
・水に弱いため、屋外や湿気の多い場所での保管にはむいていない

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