2012年1月25日水曜日

■論語は減税を説く!

論語・孔子は歳入不足の折は増税でなく、減税を説いています。



1,国庫不足だから税金を!
論語
論語の魯の哀公が「飢饉で納税がうまくいかず、歳入が不足したがどうしたらいいのか」と質問したのに対して、孔子が「なぜ十分の一課税にしないのか」と答えたら、哀公は「十分の二課税をしている今でさえ国庫が不足しているというのに、どうして十分の一課税にできようか」と言う。


















2,国民の生活こそ
そこで孔子が「国民の生活が足りて楽になれば、君主は誰とともに、その不足をなげこうというのか。反対に国民の生活が不足し苦しむときに、君主は誰と国庫充実を喜ぼうというのか」と言った、とある。


孔子像














3,二宮尊徳翁が解説
二宮翁夜話より215夜
これはむずかしい理屈であるから、たとえ話で説明しよう。
盆栽の松の手入れが悪く枯れそうになった。これをどうしようという時に、
「なぜ枝を伐らないのか」と言ったら「このままで枯れそうなのに、どうして枝を伐るのか」と言う。
そこで「根が枯れなければ、木は誰とともに枯れた」と答えたようなもんだ。
まことにうたがいも生じない回答だな。



枯れかかった盆栽






















4,無用なものを伐り捨てる
【二宮翁夜話】
人の財産もそれぞれ一つずつの小鉢だ。暮らしが不足したら、すぐに枝葉をきりすてるがよい。そのときに、これは先祖代々のしきたりだとか、これは家風だとか、これは心を込めて建てた別荘だとかなどといて、無用の枝葉を残してはならない。
それをやるとたちまち枯気がつくものだ。すでに枯気づいては、あわてて枝葉を伐り去っても間に合わなくなってしまうものだよ。



手入れをした盆栽













*どうですか、消費税をあげることがどういうことか分かって欲しいものですね・・・


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