2012年10月16日火曜日

◆すごい!「鬼平犯科帳}

殆どテレビは見ていませんが、朝ドラと鬼平犯科帳は見ています!

1,鬼平犯科帳

中村吉右衛門の当たり役として、平成元年から平成10年までの10年間133本放送し好評を得てきた『鬼平犯科帳』は、故池波正太郎氏の原作が残り少なくなったため、平成10年4月から放送した『さらば鬼平犯科帳』をもって一応終了の形となったが、その後も視聴者、ファンから復活の要望が数多く寄せられ、それに応えて"鬼平"こと火付盗賊改方長官・長谷川平蔵が帰ってきた。

2,「深川・千鳥橋」

昨夜の「深川・千鳥橋」はすごかったねーーー!まずは「汚い金では安らかに死ねない」

重い労咳(ろうがい、肺結核)に冒され、余命幾許(いくばく)もない。
お元は、隣で薄い胸乳(むなぢ)へ吐かれた血を、平然と始末してくれた。
が、お元も結核を患っていたのだ。
女好きの万三は、同じ病気を持つお元を最後の女と定め、
金を稼いで房州白浜に移り住み、お元に死に水を取ってもらおうと決める。
実は万三には、大工仕事で引いた店の間取り図を盗賊に売るという裏稼業があり、
盗賊たちの間で伝説となっている”幻の絵図面”を持っていた。

金兵衛は盗賊への仲介を約束する。冥土への支度金ができたことをお元に告げると、
「汚い金では安らかに死ねない」と逆に万三を諌(いさ)める。
万三が改心するよう、信心する千鳥橋庚申(こうしん)様の袂(たもと)で祈るお元だった。

3,風鈴は風に吹かれて鳴る!

「あっ 風鈴がなっている!」
「風鈴だって 見えない風があるから鳴るのよ!」

見える物は見えないものによって成り立っている・・・これもすごいことです。

4,最後だけ安らかでありたい!

それは無理な願いです。丸山敏雄「番人幸福の栞」から
「昔の人は市を重んじ、りっぱな死に方をしたいと念じた。正しく生きた人でないと、
美しい死に方は出来ぬ。見事な死にようをした人は、見事な一生を貫いた人である。

やっぱり、泥棒の手助けをして安らかに死のうとしても無理です。
鬼の平蔵の目こぼしが
いつもあるとは限りません。

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