2012年10月15日月曜日

◆般若心経(2)般若心経の構成

手に負えないような般若心経ですが・・・まず全体構成を解きほぐしました。

1,教えの佛たちの位置を明確に
(1)でも述べましたが、般若心経はお釈迦様の教えです。
高弟(十大弟子)の舎利子(佛)がお釈迦様の言葉として書き残していました。
約500年後、大乗仏教ができた頃に現れた観音様が、
舎利子の書き残したものを
今に伝えている・・・というストーリーです。
(ストーリーは副島隆彦論ですが、解釈は異なっています)
今の仏教界では当然受け入れないでしょうが、
この方がすっきりと納得できるので、ストーリーだけは副島論をとります。


2,冒頭が結論(1~3)
概要は、観音菩薩が深い深い瞑想をしていたら「五蘊が空」だと
いうことが分かって一切の苦難を乗り越えた。
これが、結論なのですが、解釈はむずかしいですね。「色即是空 空即是色」を
含んでの結論ですから、たいへんです。
(今回は構成だけ、解釈は次回以降)
3,舎利子の文書(4~19)
ほとんどの解釈は、観音様が舎利子に教えていることになっています。
「観音菩薩が、舎利子よ・・・・」と
でも、いくら観音菩薩でも・・・そもそも菩薩とは、まだ本当の悟りに至っていない修行中の
仏様なのです。高弟の舎利佛にこんな教え方するものでしょうか?
さらには、観音菩薩は舎利子(お釈迦様)から500年も後に出てきたのですよ!
だから、このような構成にしています。
概要は舎利子が肉体で生きて五感の壁による苦悩と
《いのち》で生きたら五感の壁を突き抜けたら苦悩など無かった・・・。

4,観音菩薩が修行法(20~30)
観音様はじめ菩薩たちが、この深い瞑想で《いのち》に目覚めた。
皆さんも、深い瞑想には「無上の真言(マントラ)」を用いて
雑念を取り除き、悟りの境地においで!
と解釈しました。


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