1,「大往生したけりゃ医療とかかわるな」「自然死」のすすめ
面白い本=先生にであいました!中村仁一先生です。
アウトローなのがいいですね。組織にどっぷり入っている人ならこのブログには登場しません!
「嘘の常識のカベを破る」ためには、その組織の真ん中にいてはだめで、ちょっと「斜(ハス)」に見られる立場でいる人でなければなりません。
したがってこの)中村先生には大いに共鳴しました。
2,「死ぬのはがんに限る」
こんなタイトルがあるんですよ!
「なぜがんで死ぬのがいいか、2つの理由がある。
一つは、周囲に死にゆく姿を見せるのが、生まれた人間の最後の務め戸考えるから。
2つ目は、「救急車は呼ばない、乗らない、入院しない」をモットーにしているから、比較的最後まで意識清明で意思表示可能なガンは、願ってもないものだから。
ガンでの死亡は、死刑囚である私達に、近未来の確実な執行日を約束してくれます。そのため、きちんと身辺整理ができ、お世話になった人たちにちゃんとお礼やお別れができる、得難い死に方である。
最後は痛むだろうと思うだろうが、さんざんがんを痛めつけても痛むのは7割程度、つまり3人に一人
は痛まない。」
3,「ガン検診は必要か」
ガン撲滅のため検診を受けましょうと、秋田県も必死で訴えています。
中村先生は
「ガン検診は体によくない」なぜか
①たとえガンでなくても、少しでも異変があれば精密検査に回される。
②回された方は、「ガン検診」を受けて「精密検査」といわれたら、心穏やかでいられるはずがない。
もしも、ガンだったらと思うと、心も千々に乱れ、夜も眠れない、食欲は落ちる、仕事に身が入らないなど、結果がわかるまで生きた心地がしない。
③おまけに、精密検査の結果がでるまで10日も2週間もかかる。その間こんな味を味わい続けるのです。
④さらには精密検査で胃に穴が開いた、腸に穴が開いたなどという話もある。
⑤世の中には知らないほうが幸せということもあるではないか、もう、こんな思いを繰り返すことに耐えられない。。
といって、定年後は検診を受けないヒトが結構いる。・・・私もその一人です!
4、「天寿がん思想」
①人は皆、生まれた時に天寿を授かっている(必ず死ぬ)
②病気や事故に遭わず、安らかに天寿を全うすることは祝福されるべきである(死因は問わず)
③超高齢者のがんは、長生きの税金のようなものである(加齢と共にがんの発生率がうなぎ上りに高くなるのは当然)
④超高齢者のがん死は、人の自然死の一型とも考えられる(1/3はがんでなくなっている)
⑤天寿がんなら、がん死も悪くない(むしろ他の病気死よりもよいことも多い)
⑥天寿がんとわかれば、攻撃的治療も無意味な延命治療も行わない。
これをまとめると
「がんの発生は、長生きの税金のようなもの。ある程度まで避けられないものならば、超高齢者のがん死は、人の一生の自然な終焉の一つのパターンと考えられる」
どうですか! いいお考えですね!
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