昨夜は五木寛之さんの講演会「今を生きる力」でした。我々の阿部老師の講演はずーっと「今を生きる」でしたが、「力」が加わっています。親鸞展を見てから出かけました。
1、五木寛之氏
新聞の連載小説「親鸞」は見ごたえがありました。毎日欠かさず読んだ人が多かったようです。
2、親鸞の挿絵
山口 晃さんの挿絵が、また良かったですね!!
今は空海の生きた時代の平安から武士の時代に移り変わる時代と同じだといいます。京都の川原に亡骸が山と積まれた恐ろしいようなのだそうです。藤原直哉さんは「応仁の乱」の時代が来ると言います、応仁の乱は親鸞よりもっと後ですが。
3、講演概要
・今は「そう」から「うつ」の時代へ・・・生きていくだけでも難しい時代
・世界人口の1/4がうつ・・「心の病」「心の管理が必要」
・「うつ」意味①后の茂る様・・うっそうとした樹林
②押さえ込まれる状態(ストレス)・・・今の社会はこちら
・最大の問題は・・・いのちのデフレ・・・いのちが安く、軽くなっている・・・生き悩む
・今は平安から武家の社会に変わる時代
世の中が変わる時・・・天才、病気、一揆
・法然、親鸞、ジャンヌダルク・・・時代に呼ばれて出てきた
・「ふさぎ虫」を抱えていきていくのが人生(陽の中に陰が)
・プラス思考だけでなく、「アーア」というため息、泣く、涙を出すことも大事
(ここは帯津良一さんと「健康問答」にも出ています)
・「雪吊り」は柔らかな枝にはやらない、固い枝は折れるから雪吊りするのである。
自殺も弱いからでない、固いまっすぐな人がする。弱い人「ため息」が出る人はしない。マイナス思考も大事である。
・慈悲のは「悲」は・・・苦しんでいる病人には肩代わりができない、と思った時のため息。
・人は生きているからには悲しみに出逢う。悲しいときは口に出し「ため息」を出せ。人にも語れ。
(ここは私のストレス対処法と同じです)
・人生の悲哀に合ったとき回心(えしん)が出来る。(丸山敏雄・苦難は幸福の門と同じ)
・折れずに生きよう,時には「ため息」で。
4、二人の対談「健康問答」の「あるがままに}
p-207
「笑いは健康によいか」の項目で
・無理に笑う必要もない。辛くなったら、だれはばかることなく、泣いたり、長い嘆息をちきながら生きていくのがよい。ただあるがままに。
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