2011年3月26日土曜日

■坐禅会3月例会「あいさつ」文

坐禅会の3月例会が今日あります。会長としてのお話を考えています。


1、東日本大震災


まずは、東日本大震災で被災された皆様にお悔やみ申し上げます。
2月例会では、3月はSさんが福島に転勤となるので送別会やりましょうということでした。ところがこの1ケ月で世の中が劇的な大変化、大震災による津波被害、原発事故、2週間たったいまだに、被害の全容がわからない。津波による死者は3万人とも、避難しているお方も20万人とか。また放射能が飛散して大混乱をおこしています。東北だけととらえがちでしたが、東京都の水汚染問題で東京も大騒ぎですね。


2、歴史の断層に遭遇した

今聞かれる言葉は、計画停電、ガソリン不足、交通の不通、水汚染、集団疎開、経済の停滞などなど、戦後と似たような言葉が氾濫しています。なぜこうなったのでしょうか、もちろん大震災です・・・
もう、前の姿には戻らないそうです! 時代が変わったなんていうものでなく、歴史の大断層に遭遇したことを認識し無ければなりません。明治維新、戦後8・15・・・・新たに3・11です。
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3、2012年問題

2012年問題という言葉を聞いたことがありますか、2012ルネッサンスともいいます。この世が変わることを言っています。日本沈没ではありませんから大丈夫ですが・・・実はこの変化は今年2011年だという話も伝わってきています。何が変わるかといえば、今まで我々が大繁栄を享受してきたこの20世紀の文化が変わる。
その段階で天変地異もありますが、心の転換が求められます。我欲から利他(慈悲)の心に変わらなければならないことです。
非常に大きな変化ですので、天変地異に会わないことが前提ですが、心と体にも大変化が押し寄せます。心と体をどう対応させていくかが大問題です。

感性のするどい、直感が働く人は、今日大勢の新しい方がおいでになったように、先行きが不安なのです、何かにすがりつきたいのです。







4、どうすればいいのか

不安ですね、ストレスが大きくなって心を病み、体が病気になるという流れを断ち切らなければなりません。
そのためには自己免疫力を高めることです。二つの方法があります癒しと養生です。

・まずは癒しです
山とか川とか、パワースポットへいくとか、外から気をいただくことです。
坐禅会ですから、どうぞ100年以上の歴史を持つ大悲寺の坐禅会に来ることがその一つです。由緒あるお寺に来るその事だけでも、また本堂に皆で坐ること自体が癒しです。

・次に養生です
 坐禅会ですから、まず坐禅ですが。ストレスを静かに座って消し去ることは初心者には無理です。
坐禅を通して呼吸法をしてください。呼吸法とは吐くことです、坐りながら長く、いっぱい吐くことです。吐くことがストレス軽減になります。

・坐禅会は月に一回ですから、残り29日は各自の工夫による呼吸が大事です。歩きながら、家事をしながら、山に登りながら・・・白隠禅師は「道中の工夫 静中に勝ること百千億倍」といっていますから、ここで覚えたことを普段の生活の中で工夫することが大事なのです。



どうぞ、免疫力を高めてこの大変化を生き抜いていきましょう。

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