1,「鶏」
【引用】
江戸庶民の暮らしの中で、籠に入れられた鳥といえば、「鶏」を連想されるが、「鶏」の習性は、翼を持っているにもかかわらず、空を飛ぶ能力が備わっていない。そして、「鶏」にはトサカがあり、朝一番に、”コケ~コッコウ~”と太陽に向かって鳴き叫ぶ。
2,昔は人間も飛べた
これも、ある象徴的意味が込められている。それは、本来人間は大昔、神と共にあった頃は、宇宙と交信が出来て、どんな次元にでも自由に羽ばたくことが出来た。しかし、時が経ち次第に自己にこだわるあまり、自由に羽ばたく能力を失ってしまったと神話でも語られている。
3,火の鳥=鳳凰
この人間本来の姿を神は、「火の鳥」=「鳳凰」=「太陽の鳥」に喩え、後の飛べなくなった人間のことを「鶏」に喩えた。
4,飛べなくなった鳳凰が鶏!
「鶏」は大昔に飛ぶことが出来た「鳳凰」のなれの果ての哀れな姿でもある。それで「鶏」は、朝一番に太陽に向かって自由に飛ぶことが出来た頃を思い出し、”コケ~コッコウ~”と衝動に駆られて鳴き叫ぶ習性が出来たという。
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