2011年1月2日日曜日

■迎福


巡堂工房作品「迎福」です。

1、刻字作品「迎福」

お華の先生(千家生花)に贈った作品は「迎福」
生花とともに迎えたいものです。
板材は青森ヒバ、340×240×60
書は智永(王羲之7世の孫)





















2、福とはお金か

福とはお金でしょうか?それとも・・・・
(4、をご覧ください!)



3、あのロックフェラーさえも

最新のニュースです
石油王のロックフェラー家 “脱石油”のエコ農業目指す 

世界の石油業界を支配したロックフェラー家が今、ニューヨーク郊外にある広大な邸宅の敷地を提供し、農業の実験を進めている。20世紀物質文明の基礎を築いたともいえる同家が次の100年を見据えて立ち上げたプロジェクト。かつての石油王、ロックフェラー家が目指しているのは、“脱石油”による省エネ型の農業だ。(ニューヨーク 松尾理也)
ニューヨーク北郊ウエストチェスター郡に、ロックフェラー家の総帥、デービッド・ロックフェラー氏(95)が幼少期にしばしば滞在した邸宅がある。その広大な敷地の一部は現在、「ストーンバーンズ農業センター」として農場に改造され、石油や肥料をできる限り使わずに穀物や野菜を栽培し、家畜を飼育する実験が行われている。
農場には温室もあるが、暖房をまったく使わないか、設定温度を極力低く抑えるかして、“脱石油”による「持続可能な農業」を目指す。収穫は「地産地消」の理念に基づいて近隣で消費される。
「当初、思い出の場所を保存しようと思っただけだったが、次第にわれわれの使命がみえてきた。工場スタイルの近代農業の行き詰まりを一般の人々に伝え、解決策を生み出すこと。それこそがわれわれが取り組むべき目標だ」。ロックフェラー氏は農場を紹介するパンフレットにこう記す。

収穫の飛躍的増大とコスト削減を両立させた現代農業の進歩で、世界は飢餓の減少とともに豊かな食生活を楽しむことができるようになった。「しかし、そんな幸せな時代はもうすぐ終わる」と、広報担当のエリカ・ヘルムズさんはいう。
多量のエネルギー、肥料、機械をつぎ込み、単一品目の大規模栽培を通じて効率を追求する20世紀の「産業型農業」は、何よりロックフェラー家が確立した石油社会のたまものだった。今、そのロックフェラー家が「石油後」を模索しているのは興味深い。



4、藤原直哉さんは「ロハス」


よく縄文時代に学ぼうということが言われますが、旧石器時代から縄文時代まではいわゆる精神文明の時代です。
精神文明の時代というのはどうすればより神に近づけるか、どうすればより神々しい生き方ができるかを目標に人々が生きている時代です。
それに対して弥生時代から現代までは物質文明の時代で、そこではどうすればもっと多くのより良いモノ、その究極はカネを手にできるかを目標に人々が生きている時代です。
以前から述べているように世界は先進国から順番に物質文明が極限まで達し、先端的な人たちから順に精神文明の世界に入りつつあります。

すなわち健康と持続可能性を考える生き方、ロハスな生き方というのはそれを突き詰めればいかに神々しく生きるかということであり、モノを目標に生きる生き方とはだいぶ違っていきます。
もちろん物質の世界もこれから新しい科学技術の進歩によってより良くモノを作ることができるようになる必要があって、そうしないと世界を覆う資源や食糧の制約を我々は克服することができません

。しかし神々しく生きるためには一般にあまりたくさんのモノを使わずに生きるほうが効果的で、茶の湯を見ればわかるように、わびさびという極限の世界まで人工的なものを排除していくことで、人の感性や行動は飛躍的に神々しくなっていきます。
現在のように世界中でバブルが起きてそれが崩壊するということは、モノの極限であるカネの使い道がもはやなくなって、これ以上カネで人が幸せになれない、そういう時代が来ていることを示していると思います。すなわち多額のカネを持っていも自分に幸せが感じられない。その焦りが非常に安易なカネの動きを生み、バブルとその崩壊をもたらすのです


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