2012年11月5日月曜日

◆秋田城南門発掘確定!!

秋田城南門跡がついに発掘調査で明らかに!

1,巨大な秋田城外郭線(城壁)

秋田城は秋田市北方の高清水丘陵(標高50m前後)に築かれた国府プランを踏襲した古代官衙施設です。内部は内郭・外郭からなり、内郭(政庁域)の規模は東西550m×南北550mほど、外縁には広範囲にわたり築地塀で囲まれ、内部には政庁等の政務施設が設けられていました。
東門が平成元年・2年に、平成0年に西門が発見されている。
今回、南門が発見された!

2,現地説明会に参加

関係者は世紀の発見!と高揚しています!
南門の北西の柱跡4本、南東の柱跡1本の発見で南門が確定したとのことです。
奈良時代及び平安時代の建物跡が重なっています。
住宅密集地ですから関係者のご苦労が伺えます。
おめでとうございました。

3,奈良時代の土器から思うこと

天平5年(733年)に秋田城が完成しています。
発見された須恵器は奈良時代の頃のものだそうです。
秋田城創建時代にこの巨大な城壁、東西・南門が完成していることは
驚きそのもの。
我々の先祖(地元の蝦夷)はタダの洟垂らしと言われていたのですよ。
誰がこれほどの巨大な土木工事をしたのでしょうか?
都から何万人も引き連れてきて工事をしたのでしょうか?

4,空素沼は掘り下げした

秋田城完成以前に空素沼掘り下げなどの大土木工事が考えられる。
また少なくとも工事関係者や一般兵士は、城内には居住しないものです。
どこに居住し、水はどうしたか・・・空素沼から東側が推定される。(渡邊広勝説)
いろいろ新しい発見があって楽しいですねエ!!





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