2010年3月7日日曜日

■神楽の共演に思うこと

秋田県立武道館で、大日堂舞楽ユネスコ無形文化遺産登録記念「無形文化遺産の共演!」がありました。大日堂舞楽、早池峰大償神楽、佐陀神能、保呂羽山の霜月神楽の勢揃いです、これほどのものは今回しかおめにかかれないものでした。

1、秋田県立武道館は満員で熱気に!!





















2、霜月神楽は神を喜ばす称える神楽

大日堂舞楽はもちろんでしたが、霜月神楽もただひたすらに神に捧げる、神を喜ばす、神を称える舞でした。
古い古い純粋な神楽でした。






3、早池峰神楽、佐陀神能はお客を喜ばす神楽

御本殿三社に十二柱の神々を御祀りしていますが主祭神 佐太大神は出雲國で最も尊いとされる四大神の内の一柱で猿田彦大神と御同神です。
皆様を幸せにお導きくださる 開運・招福の神として人々に厚く信仰されています。

佐陀神能



演題は「スサノオ尊ヤマタノオロチ退治」






早池峰神楽は大償(おおつぐない)と岳(たけ)の2つの神楽座の総称で、昭和51年(1976年)5月4日、国の重要無形民俗文化財に指定されました。









演目は「鞍馬」
イケメンの牛若丸が登場です

早池峰神楽


4、二つの方向の神楽

4つの神楽を堪能しましたが、神楽に不筒の方向があることがわかりました。

一つは、秋田県の大日堂舞楽、保呂羽山の霜月神楽、
この二つは純粋な神を祀る、一心不乱に神を喜ばすことを延々と演じるものです。このことは春日大社の葉室宮司さんが著書に書いてあります。春日大社は千数百年もの間
毎日毎日ただひたすらに神に喜んでいただくために奉納しているのだと。


もう一つは、神楽という今風の「能」ですね。わかりやすい題材の演目で、一般客に受け入れやすいものを脚色して演じている。コチラのほうが見ていて楽しい、よく分かる。「牛若丸」「ヤマタノオロチ」いいですね!!


このことを分かって見ると良いですね。

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