2011年7月15日金曜日

■庭木剪定と「木の五衰」の教え

この暑いのに庭木の剪定をしています、なぜ剪定でしょうか!!



1、庭木の剪定

なぜ剪定するのか・・・といっても、当然ですね。手入れをしない庭木は見られたものではありません。そのため手入れをします。それはそれで当たっています、その通りなのです。





















2、でも、こんなに切ってもいいのでしょうか!

庭木の主木となっている、このトドマツをこんなに切ってもいいのでしょうか・・・それにトラガリではありませんか!!・・・・いいのです、木が枯れないようにするためですから。





















3、「木の五衰」とは

「木の五衰」(樹木の五衰」を要約すると、

 1.枝葉が茂って風通しが悪くなる「懐(ふところ)の蒸れ」に始まり、
 
 2.根が上がる「裾(すそ)上がり」となり、
 
 3.生長(生育)が止まって「末(うら)枯れ」と進み、

 4.幹や枝の先端部分である梢(こずえ)が枯れ出す「末(うら)止まり」となって、
 
 5.精気を失ったところに「虫食い」が始まる

と云うこと(安岡正篤『知命と立命』:「Ⅲ達人の人生哲学」より)





4、人間の衰え

この「木の五衰」(樹木の五衰)は人体や人格にも通ずるものであり、話題は「人の五衰」へと展開する。

 「人間の五衰」

 人間の場合、いろいろ欲ばかり出して、すなわち貪欲・多欲になって修養しない。そして自己を省みない。そうすると風通しが悪くなる。つまり心理や教えが耳に入らなくなる。善語・善言を聞くということをしなくなる。<懐(ふところ)の蒸れ>

 そうすると<裾上がり>と云って(理性や謙虚さを失い)、



人間がオッチョコチョイになってくる<末(うら)枯れ>。
 
 そうするともう進歩は止まってしまう<末(うら)止まり>

 すると悪いことばかりに親しむようになる。虫が食うのだ<虫食い>

つまらない奴に取りつかれ、そして没落する。これが「人間の五衰」だ。





皆さん、衰えないように、惑わされないで風とおしよくして過ごしましょう!!
暑さ対策にもなりますね!!

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