2010年7月31日土曜日

■しみじみと「二宮尊徳翁」!




二宮尊徳翁の教え
経済アナリスト藤原直哉さんは、大恐慌に突入した今こそ二宮尊徳翁に学ぶべきだと力説します。大恐慌とは我々が生まれた頃戦後の時代に戻ることで、そこに生きるためには二宮尊徳翁の教えを実践すべきだというのです。今日は最も基本的な歌を二種ご紹介します。希望が湧いてきますように!



この本で多くの超有名な経営者たちが学んだのです。
書籍カバー写真


1、音もなく香もなく・・・

「音もなく香もなく常に天地は書飾る経を 繰り返しつつ」






材種:ケヤキ

寸法:7×300×10

塗装:オイル仕上げ
















解説

毎日繰り返し繰り返し示されている大自然の教えの中に、「まこと」の道ははっきりしと生きているんだ。
こういう尊い大自然を省みないで、人の書いた書物の中に道を求めようとする学者たちの言うことを、ワシは取り上げる気はない。よくよく目を開いて、大自然の教えるところを注意いして見つけ出し、これを人生に十分活かすように心掛けることが大切なんだよ。(P4)
元来、この世でヨコに最も平らなものは水面で、縦に最も垂直なのは下げ針なんだ。このようにすべて永久不変のものがあるからこそ、地球の測量もできるわけで、これがなくては測量のしようがないんだ。

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2、古道に積もる木の葉を・・・

「古道に積もる木の葉をかきわけて天照らす神の 足跡を見ん」





























解説

「古道(ふるみち)」とは日本固有の大道をい。「積もる木の葉」とは儒仏をはじめ諸子百家の書物の多いことをいう。
日本固有の大道を見るには、木の葉のような書物をかき分けかき分け探さないといかんのだよ。お前たちが落ち積もった木の葉に目をうばわれるのは大きな間違いだ。木の葉をかき分け捨て去って大道を得ることに励むことだ。そうしないと真の大道は決して自分のものにはできないんだぞ。(P111)

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