2011年11月14日月曜日

■田の委託耕作について

田地の委託耕作(いわゆる小作)の期限が切れまたことで考える!



1、30年来委託耕作

30年来委託耕作をお願いしています。最初の20年は地元のAさんに、今年までの10年間は隣の集落のBさんにお願いしていました。
昨日Bさんが委託耕作の清算にお見えになり、次回の委託耕作は出来ないとのことでした。


2、委託耕作料

委託耕作料は農業委員会の場所によりランク付けの耕作料の標準が示されていますので、それにしたがって自動的に決めています。
20年前の半分以下になっています。
農業の皆さんのご苦労がこれで理解できております。
下表は参考資料です(こんなものというだけ)


3、認定農業者

認定農業者の基準があるので、お願いしていたBさんも認定農業者になっていたようです。したがって特に一定規模の農地が必要となります。
この継続が困難となったことから委託耕作の継続もできないとのことです。

基準は
○農業経営規模       (経営規模、作付内容) 
○生産方式の合理化    (新技術、機械の導入による省力化等) 
○経営管理の合理化    (簿記記帳、青色申告等の実施) 
○農業従事の態様の改善 (休日制の導入、農繁期の臨時雇用の確保等) 


4、やはり農業法人に

委託耕作をお願いするのは、高齢化時代で個人ではなかなか難しいようですので、大きな組織としての農業法人にお願いすることになりそうです。
TPP問題から農業政策がまた変わりそうですから、それを生かしながら探してもらうことにしています。
それにしても、日本のとはいわなくても、田舎の農業規模拡大は難しいようです。なぜかと言えば大潟村みたいに干拓によって北海道みたいな広大な農地が広がるのはほとんどないのですから、20ヘクタールを確保しても、あちらでちょっと、こちらでちょっとの組み合わせであれば、作業効率が大変悪いのです。だから、聞くところによると、11月中旬なのにまだ稲刈りを終えてないという法人もあるようです。
日本は違うのです・・・・。

引用
「加工や販売など経営を多角化したい」、「後継者となる優秀な人材を確保したい」、「仲間と力を合わせ、地域農業を守りたい」など、これからの経営の展望をお持ちの方にとって、「法人」という制度を活かし、力強い組織経営づくりを実践することによって、これらの目標を実現する大きな可能性が拓かれてきます。


















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