2010年4月24日土曜日

■太陽活動は活発かおとなしいか

NASAの新しい観測衛星のニュースを見てびっくり!! 宇宙天気ニュースの篠原氏に問い合わせして納得した経緯です。

1、NASAの発表

太陽の巨大な紅炎撮影=輪の直径、地球の20倍-NASA観測機

 【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は22日までに、太











陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)」
が撮影した太陽の表面から噴出する巨大なプロミネンス(紅炎)
の画像を公開した。プロミネンスは磁場の力でガスが表面から
持ち上げられる現象。画像は3月30日に撮影されたもの
で、巨大なプロミネンスの弧を鮮明にとらえている。NASAに
よると、プロミネンスが描く輪の直径は、地球の直径の20倍
以上になるという。
NASAの太陽物理学専門家のリチャード・フィッシャー氏は
「40年以上にわたる研究の中で、このような活発な太陽
を見たのは初めてだ。SDOは太陽に対するわれわれの理
解を変え、ハッブル宇宙望遠鏡同様に大きな衝撃を科学に
与えるだろう」としている。
SDOは2月に打ち上げられた。高度約3万5000キロの上
空で、5年間にわたり、太陽の黒点やフレア(太陽表面爆
発)などの現象を観測する。(2010/04/23-07:47)
2、太陽活動が活発化?
びっくりしました、「宇宙天気ニュース」を毎日チェックしてい
ますので、最近の太陽活動はおとなしいと思っていましたら、
上記の「このような活発な太陽活動を見たのは・・」ですか
ら!!!
3、宇宙天気ニュース篠原様に問い合わせ
「宇宙天気ニュース」に篠原さんのメールがあり、「何でも
問い合わせ下さい」とありますので、さっそく問い合わせ
しました。回答がすぐにきました。 
4、篠原さんからの回答、和訳の問題でした。
石井様

宇宙天気ニュースをお読みいただき、ありがとうございます。

お尋ねの「活発な太陽」についてですが、
興味深かったので、原文を探してみました。


"These initial images show a dynamic sun that I had never 
seen in more than 40 years of solar research,
 said Richard Fisher, director of the Heliophysics Division at
 NASA Headquarters in Washington.

とあります。
これを見ると、SDOの写真がこれまでにないほど素晴らしいと
言っている様に思います。


更に調べてみると、アストロアーツのページでもこの話題を
取り上げていました。
こちらをみると、


「過去40年以上にわたる太陽研究で見たことのない、
ダイナミックな太陽の姿を見せてくれました。」

と訳してあります。
こちらも、SDOの写真の素晴らしさを表現した訳になって
います。


現在の太陽がかなりおとなしい状態であることは間違い
ありません。
今年に入って、黒点が増え、フレアも度々発生するよう
になりましたが、
活動の規模としてはまだまだ低いレベルです。

以上の説明で不明な点がありましたら、どうぞお尋ね下さい。
これからも宇宙天気ニュースをよろしくお願い致します。


篠原 学
鹿児島工業高等専門学校 一般教育科(理系)


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篠原様 大変よくわかりました。
ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
それにしても、確かにNASAの写真はすごい!!

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