2011年10月28日金曜日

■アメリカ全土でオーロラのわけ

アメリカ全土でオーロラが観測されました、太陽の活動との関係です!
 


1、アメリカのオーロラ


今週、アメリカ各地でオーロラが観測された。北東部のミシガン州では、馴染みのある緑色のカーテンに深紅が加わっていた(写真)。地上300キロ以上の高空に出る暗赤色のオーロラは酸素原子が光を放ち、昔から人々に血と戦争を連想させ恐れられてきた。
太陽から放出された荷電粒子の雲が10月24日に地球へ衝突、激しい磁気嵐が発生し、深南部を含むアメリカ全土で出現。宇宙天気情報を配信するWebサイト「Spaceweather.com」によると、ジョージア、アラバマ、アーカンソーをはじめ、半数以上の州で素晴らしい天空ショーが楽しめたという。

撮影したショーン・マローン氏は、「空を埋め尽くし、南の方向にまで広がっていた。2004年以来最高の美しさだった」とコメントしている。

南部では、すべて珍しい赤色のみのオーロラが多く目撃された。

ミシガンの赤と緑、米各地でオーロラ

2、宇宙天気ニュース

宇宙天気ニュースというのがあります。毎日の太陽の活動の様子が詳しくのっています。















3、宇宙天気ニュースの詳細

011/10/25 11:21 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来しました。大きな磁気嵐が発生しています。

担当 篠原

22日に発生したCMEによる太陽風の乱れが、
今日の未明、25日3時(世界時24日18時)にACE衛星で観測されました。
太陽風の速度は500km/秒と高速状態に変わり、
磁場強度は20nTに達する強まりとなっています。

注目の磁場の南北成分は、初めの3時間ほどは北寄りの傾向でしたが、
その後、-10~-15nTと大きく南向きになりました。
4時間ほど続いて、現在は0nT付近に戻っています。

この強い南向き磁場と、高めになった速度が重なって、
強い磁気圏活動が発生しています。
京都大学WDCのDst指数は速報値で-151nTに達する変化を記録し、
大きな磁気嵐が発生しています。
(この値は速報値なので、後に修正される可能性があります)

オーロラの活動を表すAE指数は、
700~1400nTに達する大きな変動を記録しました。
その頃のオーロラの様子を、ノルウェーのトロムソに設置された、
極地研究所の全天カメラの動画で紹介します。

大きな磁気嵐が発生しているため、赤いオーロラがとても目立っています。
ファイルサイズが大きくなって申し訳ありませんが、たっぷりとご覧ください。


太陽風の乱れは、今日から明日にかけて続きそうです。
そして、明日には乱れも弱まっていき、穏やかな状態に戻るでしょう。
その後は、低速の太陽風が続くと思われます。
写真はCMA噴出の様子



4、地球の方向に向くかどうか

太陽は最近活動的になっています。CMA(コロナグラフによって観測されるコロナ中の擾乱現象。フィラメント消失に伴って起こることが多く。地磁気擾乱を起こす原因のひとつと考えられている)


はたびたび発生していますが、地球の方向に向いた時だけ、地球の地磁気に影響があります。
ニュースの解説の京都大学の指数の高さが、アメリカの全土にまで観測されるほどだったのでしょうか。



















マヤのカレンダーが終了する日のデモンストレーションだったのでしょうか!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






0 件のコメント: