雑木林の東側の最も目立つ場所にあるヤマザクラが「なかよしの木」です。私たちがココに来たとき(35年前)からすでに大木でした。最近元気がなさそうです。
1,これが「なかよしの木」
葉がついたときは「この木なんの木 気になる木・・・」と同じような木です。
子どもたちが小さいときに「なかよしの木」と呼んでいたものです。
2、幹はコブだらけです
樹木医のアドバイスです
山桜の場合ですと自然状態で特別手を掛けないで置いた場合の寿命は約45年〜70年位持てば良い方でしょう。直径ですと40〜65センチ前後でしょうか。原因が把握できない以上如何にも為らないのですが土壌の改善位です。(サクラの幹や枝にオレンジ色のキノコ、サルノコシカケ、カワラタケ等やサクラ幹周囲にキノコや黴が生えている場合は土の入換えと根の殺菌等が必要ですが、この場合残念ながら殆ど手遅れです。また幹全体に人の両手を伏せたくらいの瘤状の物が多数出来ている場合も可也弱っています。
3、枝も曲がりくねっています
樹木医のアドバイス
桜の枝を切除した切り口には墨汁を塗る人も多いのですが必ず小さな枝を残すか、新芽の出るスペースを確保して切断するか、殺菌剤配合の癒合促進剤を使いましょう。コーキング剤やペンキは駄目よ。
4、枝も割れている、コブがある
二宮翁夜話「215夜 無用なものを切り捨てる」に
論語の一句を例え話で
「盆栽の松の手入れがわるく枯れそうになった。これをどうしようという時に、『なぜ枝を伐らないのか』と言ったら『このままでも枯れそうなのに、どうして枝を伐るのか』と言う。そこで『根が枯れなければ、木は誰と共に枯れた』となる。
この鉢の松が手入れ不足な時は、無用な枝葉を切りすかしてやるより他に盆栽を保つ道はないのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・この教えから、ヤマザクラの枝を伐っています。
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教え
人の財産も同じです、いろいろあって暮らしに不足が生じたら、すぐ枝葉を切り捨てることですね。
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