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2014年11月10日月曜日

❏今年度最高の作品「300年ケヤキの門扉」

300年ケヤキをくり抜いた門扉が完成!

1,表から

300年のケヤキ・・斜め輪切りしたもの
二つを対にして作りました

珍しく・・家族みんなから大好評です!!

2,裏から

支柱は少し、右左違います・・
工夫したんです!!

3,丈夫な支柱

こちらはカラマツに防腐加工したもの。
基礎もブロックですが埋め込んであります!

4,工夫はこちら

以前から栗の輪切りを置いていましたので
それを利用しました。


2014年7月30日水曜日

■歩道橋作品リニューアル

秋田市の歩道橋に掲げていた作品のリニューアルをしてきました

1、15年前の作品が風化

秋田市の将軍野歩道橋に15年前に掲げた作品です。
歩道橋を撤去するかどうか、県とPTAが対立していた問題で
道路維持課長となって一番最初に取り組み、解決した事例です。
その時、開通式で掲げた作品が風化していました。

2、将軍野歩道橋

子どもたちの母校、高清水小学校、将軍野中学校の子どもたちが利用しています。
この歩道橋の真下の、道路の歩道には、両側に炭を埋めてあります
学校、PTA、地域、県が一体となって交通事故防止のため
当時のPTA会長さんと時々会いますが
「あれ以来事故は起きていないよね!」と確認しています!

3、リニューアル1

風化した地の色もよかったが、一応地と文字を塗り替えました!

4、リニューアル2

こちらは地はフッ化そのままに残しました
文字の色を変えました。


2014年2月8日土曜日

❏町内看板リニューアル完成

町内公民館の看板リニューアルが完成しました・・工程を


1,これが完成

冬期間で塗装の乾きが遅いから時間がかかりました
でも 10日くらいです!

2,着手前
どうでしょうか 比べてみて!!

3,作業中

浮かし彫りにしています


看板の材料はラワン材でした
結構堅く細工がし易いものです

着色 文字は水性ペイントです

外用の耐水、耐候オイルも塗っています
完成です
どうです スッキリでしょう!

2014年1月15日水曜日

❏刻字看板「書道教室」完成

久しぶりの看板制作しました

1,書道教室の看板です

けやきの古材に彫ったものです
自然形の板を最大限に生かしました

2,彫る前の姿

書は書道の先生のものです
看板として掲げますので、バランスが難しかった
下部には割れもあるのでどこまで残すか
悩みながら彫りました

3,薬研彫り

刻字の方法は薬研彫りにしました
書のボリュウム感とか板との関係で
文字のギリギリの配置も絶妙でしょう!!

4,割れの処理

自然系の古材ですから端には割れもありました
「チギリ」=楔処理も施しました
ワンポイントアクセントにも!


2013年2月14日木曜日

■白隠展を見て来ました

50年思い続けている白隠、「白隠展」見て来ました

1,渋谷「bunnkamura」の「白隠展」
白隠慧鶴(はくいんえかく1685~1768)をご存じでしょうか。臨済宗中興の祖とたたえられ、一万点にも及ぶ魅力的な禅画を残した江戸時代の禅僧で す。民衆の教化に用いられたそれらの作品は、これまで一部の研究者、コレクターたちによって高く評価されてきましたが、一般的な知名度がさほど高かったとは言えません。 
この「半身達磨図」、通称「赤ダルマ」がありました。印象的でしょう!!
田舎者は渋谷を歩くのはむずかしいマップを持っても、3回も聞いてたどりつきました!

2,私の彫った白隠「鉄棒」

 「此の王路(このわろ)を恐るる人ハ極楽江(おそれるひとはごくらくえ)」
 地獄の鬼の鉄棒が怖い人、悪いことをした人は極楽へ行けないが、悪いことをしなければ極楽へ行けるよ。
作品
寸法:1,200*350*30
材質:青森ヒバ
技法:かまぼこ彫り
塗装:刻字 水性塗料
塗装:表面 オイルフイニッシュ
制作:平成13年3月
贈先:自家所有
作者寸評:鉄棒を彫ると同時に、座禅の呼吸法をこの鉄棒のように、渦巻きスタイルをイメージして天と地に繋にしています。   


3,「金毘羅山大権現」

解説:金毘羅は、もとは薬師十二神将の一人である金毘羅神将、武装し憤怒相をする護法神である。日本では大物主神がその垂迹とされ、さらにf権現として信仰され、海上交通の守り神として信仰されてきた。江戸時代後期には四国の金毘羅宮に詣でる金毘羅参りが盛んになった。
白隠は多くの場合、「秋葉山大権現」と「金毘羅山大権現」を対幅で書いている。白隠はこの二つの神号は火伏せなどという個別の利益を超えた、いっさいの災難を除き、いっさいの福をもたらすという、「スーパーお守り」意味を持っていたのであり、修行のための究極の護法の守護神だったのである。
寸法: 1,200*350*30
材質:青森ヒバ技法:かまぼこ彫り
塗装:文字(漆) 表面(オイル仕上げ)



4,「慈  かわい子や・・・」
かわい子や
 つかうのも人の かわい子よ
 我がかわい子に 思いくらべて
 白隠慧鶴ハクインエカク語録ゴロク

 慈イツクシミの心を持って
 すべての人に接していけば
 誰でも心を開いてくれる

 春の風のように 温かい心で
 人々の心を吹いていけば
 争うことなど一つもない
 差別することなく
 すべてが わが子なのだと思って
 つきあっていくことである


2013年2月1日金曜日

◆工房仕事始め

雪が多かったこともあり、工房がやっとスタート

1,彫り始めます

工房の様子・・・乱雑ですねーー!!
寒くて片付けは・・・と逃げます。
ストーブは反射式、結構暖かいですよ。

2,寺内の史跡看板です

寺内地区市民憲章で進めている事業の一環です。
「藤茶屋跡」と「綾小路跡」の二箇所を彫ります。

3,薬研彫り

最近はかまぼこ彫りが多かったのですが
久しぶりに「薬研彫り」で彫っています。
ノミでクサビ形に掘る技法です。

4,今日の仕事

板の材料は昨年大工さんから頂いた古材です。
階段煮使われたケヤキの古材です。
ケヤキを彫る楽しみは格別です。
彫りやすさ、香り、仕上げの美しさ・・・

今年も多くのみなさまにお届けしたいものです。




2012年9月15日土曜日

◆「希望」をつくっています!

刻字作品を作って・・・「希望」を与えたいと思っています。




1,希望作品

真っ黒けで「希望」と読めないかも知れませんが、希望です。
武田双雲さんの書です。





















2,新しい板を発見

いつまでもケヤキの無垢材が有るわけではありません。時代に併せて新しい板材を見つけました。・・・・棚板です!!



















3,黒い板材

こちらは、すごい板です。ケヤキの埋れ木なんです。彫っている裏側はつるつるの光り輝くケヤキの埋れ木の色が出ているのですが、この割れ目にひかれてこちらに彫っています。




















4,割れ目が・・・

この割れ目がなんとも言えません。ずーーと考え続けて、こちら側に彫ることにしました。
こちらも武田双雲さんの書です。かなり若い頃の書ですね。



2012年9月13日木曜日

◆シルクロード2000年前の木工技術

エリアなかいちの賑わい交流館でシルクロード写真をみてびっくり!



1,2000年前の棺

解説によれば「出土した棺を、地下の墓室から運び出す。この保存状態のよさ。
2000年の時をヘタものとは思えない」



2,楔工法がある!

シルクロードですから乾燥の土地です。木の棺が腐らないことは驚かないことにして。・・・・
なんと、棺は楔でつなげているのです。写真の中央に三つ見えます。
3,小口はよく見えます

小口(ヨコからでなくタテ方向から見て)には、もっとよく見える楔が打たれています。
楔とは板どうしをつなぐためのものです。楔型というより、鼓型といったほうがいいでしょうか。
2000年前にこうした技術もあったのですね。

4,私の楔作品

秋田市の組合病院への寄贈作品です。
秋田杉の一枚板ですから、乾燥で割れてしまった作品を、楔で補修したものです。
この工法が、2000年も前に中国では行われていたんですね・・・すごいですね!やはり。






2012年9月5日水曜日

◆「うつくしいものを・・・」美しい人に!

刻字作品「うつくしいものを・・・」が素晴らしいものに仕上がりました!





1,仕上がりの作品

ご存知、あいだみつをさんの書ですね。
刻字作品にしました。全体が白っぽく、淡い感じに仕上がりました。
贈り先は、美しさをつくる、そしてご本人はもちろん美しいエステの先生です。本人がこの書を希望でした。
作品は、本人をイメージして色使いを考えました。
昨日、Iさんにお渡ししました・・・感動いっぱい、喜んで頂きました!!


























2,文字の色

私の今までの作品と違うのは、文字部分に白が入って、全体が淡い仕上げとなっていることです。
結果的にこうなったのを生かしたもので、技術的な怪我の功名というのでもあります!
























3,額縁も合わせて

材料は「シナ合板」です。大きな面がとれて、薄く、軽いものですから、あいだみつをさんの作品にはうってつけです。ただ、コーナーをどうするか?今までの作品は額縁を特注で購入していましたが高いものですからね! 淡い作品に合わせて自分で仕上げました。盛り上げ剤を使って少し質感を出し、色はシルバーとしました。



4,縁取り

赤い縁取りも試行錯誤でした。
3mmの溝を彫っています。そのままにしようとしましたが、やっぱり色を入れることにしました。
魔女どのと試行錯誤の結果、この赤いヒモを埋め込むことでまとまりました。、









2012年8月13日月曜日

◆こもれびテラスの工房

夏はこもれびテラス工房で刻字作品を制作します。




1,こもれびてらす工房

こもれびテラスの工房です。真夏の温度もここではひんやり!!
「考ガエル君」は隣で相変わらず考え事をしています。




















2、

ノミで仕上げをしています!



























3,案内看板

「毎月一日 オカリナ演奏」と彫っています





















4,うれしい工房作業です!