2014年8月15日金曜日

■2年前の強力な太陽風NASA

何で今頃、2年前の太陽風のニュースがNASAから

1、NASA発表


人類、危機一髪「太陽風」あわや200兆円損害 2年前に発生し1週間の差で直撃回避

2014.7.28 11:05 (1/3ページ)宇宙
米ニューヨーク・マンハッタンで、太陽が大通りの延長線上のビルの谷間に沈む「マンハッタンヘンジ」の様子をスマートフォン等に収めようとする人々。しかし、強力な太陽風の直撃を受ければ、撮影どころではなく、機器が破壊されるのは必至だ=7月11日(ロイター)
米ニューヨーク・マンハッタンで、太陽が大通りの延長線上のビルの谷間に沈む「マンハッタンヘンジ」の様子をスマートフォン等に収めようとする人々。しかし、強力な太陽風の直撃を受ければ、撮影どころではなく、機器が破壊されるのは必至だ=7月11日(ロイター)
 2年前に太陽から強力な太陽風が放出され、地球をかすめたが、もし地球を直撃していれば、「全世界が被る経済的損失は2兆ドル(約200兆円)にも及び、現代文明を18世紀に後退させる」ほど威力があるものだったことが分かり、米航空宇宙局(NASA)が発表した。NASAは報告書の表題を「ニアミス:2012年7月の巨大太陽風」とし、もし放出が1週間早かったら地球を直撃していたと指摘している。まさに人類は、暗黒時代に陥りかねない危機一髪の状況に遭遇していたのである。
過去150年間で最強
 太陽風とは、太陽で非常に大規模な太陽フレア(火炎=黒点付近が爆発的に明るさを増す現象)が発生した際に放出される高速度の荷電微粒子流のことで、主に陽子と電子から成る。含まれる電磁波、粒子線、粒子などが、地球上や地球周辺の人工衛星などに被害をもたらすことで知られ、もし地球を直撃した場合、電力網、通信、位置測位システムの広範な停止が想定されている。
 NASAによると、2012年7月23日に発生し、地球の公転軌道上を秒速約3000キロ(通常の太陽風の4倍の速さ)で駆け抜けた太陽風は、過去150年間で最も強力なものだった。軌道上の位置は地球が1週間前に通過した地点であり、NASAの研究員で米コロラド大学・大気宇宙物理学研究所のダニエル・ベーカー教授は「何が起きているかを理解している人はほとんどいなかったが、私たちはとてつもない幸運で難を逃れた。太陽風の直撃を受けていれば、今でも後始末に追われ、復旧には何年もかかったであろう」と話している。
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2、これを「宇宙天気ニュース」で見れば

2012/ 7/23 12:05 太陽風は平均的な速度に戻りつつあります。太陽は静かです。
最新のニュース

2012/ 7/24 11:58 更新
太陽の裏側で1520黒点群が大きなフレアとCMEを起こしてます。太陽風はやや高速です。

担当 篠原

太陽の裏側に回って行った1520黒点群が、
昨日の昼、23日11時(世界時23日2時)頃に、大きなフレアを起こしました。
STEREO Ahead衛星EUVI195による動画を掲載します。
太陽の中心から少し右下の明るい領域が1520黒点群です。
フレアによって明るい輝きが発生しています。

STEREO Ahead衛星は、地球から見て太陽の右向こう側に回り込んでいるので、
現在は、1520黒点群が正面近くに見えているのです。

このフレアに伴って、大きなCMEの噴出が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画をご覧ください。
写真では区別がつきませんが、太陽の右向こう側に向かって噴き出しています。
地球には向かっていないので影響はありません。
なかなか激しい噴出で、半月早く発生していたら
地球の磁気圏への影響も大きかったでしょう。

このフレアの影響で、高速のプロトンの増加がGOES衛星で観測されています。
この影響は最初に紹介したSTEREO Ahead衛星の動画にも見えていて、
動画の後半で写真全体にノイズが飛び交うようになるのは、
人工衛星にぶつかってきた高速プロトンの影響です。


太陽のこちら側では、東の端から次々と黒点が姿を現しています。
北半球の高緯度側から、1527黒点群、1528黒点群、
そして南半球に回って1529黒点群と番号が付けられ、
www.evernote.com/Home.action#st=p&n=65966fd8-173a-4213-b738-966c38f9d0a4
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今頃になってどうしてなのでしょうか??

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