2014年4月3日木曜日

❏地震・津波・イルカ・・・何の前触れ?

In Deepさんから引用です

地震と巨大地震が関係するならば

チリの地震は被害は今のところは、それほど大きくなさそうなことは幸いですが、チリでは1週間ほど前まで、度を越えた群発地震が起きていて、それに続いて大地震が起きたということで、「群発地震と巨大地震の関係」ということを考えたりしました。

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▲ 2014年3月27日の地球の記録の「南米チリで現在起きている「1週間で 300回発生した地震」を現地の専門家たちは「破局的災害の予兆かもしれない」と考えている」より。


上の地図の色のついたドットが群発地震の起きていた場所ですが、今回のマグニチュード 8.3の地震の震源は下の赤い丸の場所で、群発地震の場所と比較的一致していることがわかります。

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▲ 2014年4月2日の CNN チリ沖でM8.2の地震、震源近くで2メートルの津波より。


それにしても、日本と同じ程度の地震大国であるチリだけあって、震度はわからないにしても、震源の深さ10キロメートルでのマグニチュード8の地震の直後でも、上の CNN の記事によれば、


現地のCNNは、イキケから南へ約300キロ離れた港湾都市アントファガスタの映像を伝えた。一部で道路が混雑しているものの、住民は落ち着いた様子を見せている。


ということで、世界最大規模の地震と直面し続けてきた国だなあと思います。チリと日本はあまり縁を感じないですが、何かどこかに深い縁があったりする部分もあるのではないかなあと最近思ったりします。


話がそれましたが、チリでは群発地震の後に巨大地震が発生したわけですが、今、もっとも群発地震が起きている国といえば、アメリカです。

顕著なのは、

・オクラホマ州
・オレゴン州
・カリフォルニア州


などです。

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 過去記事より。


上の図とは別に、今度はオレゴン州で「 100回以上の地震」が起きています。

そのオレゴン州では、先週から下のようなことが起きています。

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▲ 2014年4月2日の地球の記録「アメリカのオレゴン州で何が起きようとしているのか」より。


アメリカのいろいろなところで群発地震が起きているのですけれど、実は、これは北米も南米も共通していて、「アメリカ大陸全体が揺れ続けている」というような感じさえあります。

これが一時的なものなのか、今回のチリのような規模の地震がまだ続くのかはわからないですけれど、地震は、特に環太平洋火山帯では「同規模の地震が連動する傾向」もないとはいえないですので、全体的な不安定な感じはします。

実際、今年 3月 15日には、環太平洋火山帯を中心に、「一斉に地震が発生した」ということがありました。

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▲ 2014年3月16日の過去記事「2014年 3月 15日に環太平洋火山帯で「同時多発的な連鎖発生」を起こした中規模地震群」より。


さらに、昨年 2013年の1月には、10日くらいの間に環太平洋火山帯を「マグニチュード6以上の地震が一巡した」ということもありました。

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▲ 2013年2月18日の過去記事「極寒のカザフスタンで2月に咲いた日本の桜の報道を見て思う、新しい地球の時代」より。


最近では上のような「地震の連動」がよく見られます・・・とはいっても、連動性が見られない例もあるわけで、地震が起きるとか起こらないということを心配するより、大きな地震が起きた時に、上のチリの人たちのように「住民は落ち着いた様子を見せている」というように振る舞える気持ちだとか、多少の物質的な準備をしておくのも悪いことではないとも思います。

というわけで、イエローストーンの話に入ります。




日増しに増えるイエローストーンに関しての報道

先日の記事、「地質の憂鬱」の中にいるアメリカ : 全土で多発する地震の中、イエローストーン火山で過去 30年来で最大のマグニチュードの地震が発生した日では、イエローストーンで過去 30年間の中で最大の地震が発生したことなどについて記しました。

具体的には3月30日の1日に下のような地震が起きました。

2014年3月30日のイエローストーンを震源とするマグニチュード2.5以上の地震

マグニチュード 3.3 震源の深さ 6.0キロメートル
マグニチュード 3.1 震源の深さ 6.6キロメートル
マグニチュード 2.5 震源の深さ 7.7キロメートル
マグニチュード 3.1 震源の深さ 4.5キロメートル
マグニチュード 4.8 震源の深さ 6.8キロメートル
マグニチュード 3.0 震源の深さ 1.6キロメートル



そして、今度は「イエローストーン国立公園から動物たちが姿を消している」という報道が昨日のエポック・タイムズでなされていたのでした。


冒頭に貼った逃げるバッファローの動画はこちらです。

イエローストーンから逃げるバッファローの大群




ちなみに、この動画自体にはフェイクの可能性や、わかりやすい理由(ハンターなどから逃げている)がある可能性もあるとは思います。しかし、イエローストーンから野生動物自体が極端に姿を消していることはどうやら事実のようです。


今回のエポックタイムズの記事は、イエローストーンの歴史や構造なども記されている大変に長いもので、全部翻訳すると、むしろ要点がわからなくなりますので、動物についての記載を中心に、要所要所で抜粋します。

まずは、上のバッファローの光景を投稿した人物の部分です。


何人かのブロガーがアップした動画と記事に対して議論が続いている。イエローストーン国立公園からバッファローが集団で逃げる光景を撮影した人物は以下のように説明している。

「この話をどのような形で信じられるか私にもわからないですが、今朝( 3月20日)、道路でバッファローたちが移動している光景を見ました。その理由は私にはわかりません。密猟者などに追いかけられて、逃げているという可能性もあると思いますが、もしかすると、イエローストーンに何らかの活動のある兆候の警告かもしれないと思い、記事にしました」



次は動物レスキューの専門家であるトム・ルッシュ( Tom Lupshu )という人物に関しての部分。


オハイオ州のサバイバリストで、動物の捜索と救出の専門家であるトム・ルッシュさんは、今年の冬は、イエローストーン国立公園でのヘラジカの群れの数が平年の4分の1しか見当たらず、他は行方がわからないと述べる。

そして、以下のように語った。

「生物学者たちは、このヘラジカたちの劇的といってもいいほどの数の減少の理由をつかめていません。そして、現在、イエローストーンでは通常の 1,000倍のヘリウムが放出されています。これに関して、メディアは報道しません」

「バイソンたちの大群が山から下り、公道を走る姿も見ています。バイソンは大地の変化を検出します」

「イエローストーンが噴火することを予測できる科学者はいないですが、ただ、イエローストーンは休眠期から活動期に入った可能性があると私は考えます」


他にイエローストーンの噴火の歴史や、地震の歴史などについて書かれてあります。

それによりますと、イエローストーンでは 1959年にマグニチュード 7.3という大きな地震を起こしたことがあるそうで、それにより、28名が死亡し、経済的な被害学も、 1100万ドルに上ったのだそう。1100万ドルは、現在の円への換算だと 11億円でしかないですが、55年前の価値としては相当な被害だったことが伺えます。




動物たちはどこへ行く

そういえぱ・・・最近はいろんな動物が「逃げたり移動していたりしている」ということを思い出しました。

2013年の 2月には、「 10万頭のイルカがアメリカ西海岸沖をノンストップで泳ぎながらどこかに進んでいる」という出来事がありました。

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▲ 2013年3月8日の過去記事「アメリカ大陸周辺で何が起きようとしているのか : ロサンゼルス沿岸のプレート境界の海底から大量に噴出するメタン」より。


昨日の 4月 1日には、日本でも「京都の沖合にイルカの大群」という報道がありました。

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▲ 2014年4月1日の NHK 「京都府の沖合にイルカの大群」より。イルカの群の数は約 500頭ほどだったそうです。


しかし、どこへ進んでも逃げても、最適な行き場があるのかどうなのか。
動物だけではなく、私たち人間もそうですけれど。

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